職場の同僚からおいしいとの情報を得て行ってみた。
開店前にも待ちがあったが、席に座れた。
伺っては居ないが、
松戸市空き店舗対策事業として2005年始められた、一般からの
脱サラ等を含むラーメン店開業の為の教育プロジェクト「らーめん寺子屋」(塾長13湯麺店主)
の系列店ではないか?と思われる。
もともと、13湯麺はすばらしいお店で、店主の技術の高さは四天王と言われた程だ。
そういった事である程度の期待はしていた。
今回は特性ラーメン(全部乗せ)と光麺を注文した。
まずラーメンの方だが、繊細なスープは、おそらく鶏ガラと昆布の旨味のようなベースで、
野菜などの雰囲気もあり、透き通っていておいしい味わいだ。
丁寧な仕事ぶりがうかがえる。
塩ラーメンが一押しってネットにも一部でていたが、なるほどと思える味わい。
麺は、しっかしした腰があり、また味の広がりがあってスープにもマッチする。
チャーシューは適度に歯ごたえを残しながらやわらかく、味付けもくどく無くおいしい。
メンマは穂先を使っていて、好き嫌いはあるかも知れないが細長く独特な食感でよかった。
味玉も上品な味付けになっている。
水菜とかは特には要らないかなと思う(笑)
光麺は、もともと無を意味してるもので、何も入らないものを言う。
この麺だけのものも、少量の油と台湾調味料の沙茶醤 (サーチャジャン)が乗せてあるだけ。
独特の香辛料系なさわやかさと、甘みと酸味とが合わさったもので、俺的にはあまり好きじゃない。
麺はおいしくいただけた。
このお店はとてもきれいで清潔感もあり、仕事も丁寧でとてもよかった…
と、ここまではブログ的な意見。
俺としてはここにしかない何かを感じる事はできなかった。
要するに似た物は無数にあるし、どうしてもここまで何時間もかけて来て食べる、そこまでのものを感じない。
ミシュランラーメン店も、あそこまで並ぶ意味は、他に無い味を味わえるから。
他の店に無い独特の調味料を使ったり、メンマにしてもあの太さで強調。
オリジナルを追求して、淘汰したものを提供している。
穂先メンマなら、もちもちの木にもある。
おいしい味玉なら他の店にもっとおいしい味玉がある。
ようするに、寺子屋の枠から脱しない限り、個性は生まれないのではないかと思う。
こちらのお店は、決しておいしくないわけではなく、むしろとてもおいしいラーメンだと思う。
ただ、あくまで俺はだが、そんな風に感じた。









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